繊維の街で洋服を作り続けて50年
確かな実績と技術力のアパレルメーカー 少納言について
本社敷地内の縫製工場を完備。
製造から発送までを一貫して行う OEM・ODMについて
企画から製造までを行った商品をお客様に直接お届け
旬なアイテムをリーズナブルに早くお届け ONLINE STORE
ファッションの街岐阜で洋服づくりを行うアパレルメーカー。
1975年創業からまもなく50年。
本社敷地内にある自社工場から「Made in Japan」を発信。
企画も、型紙も、裁断も、縫製も、発送も。
全てを本社にて一貫して行える私たちだから出来る事がある。
会社概要
本社敷地内にアパレル工場を持ち、企画から納品までを一貫して行うアパレルメーカーです。社内デザイナー、パタンナーも在籍。裁断の設備も完備。資材の手配等も可能で工場をお探しのアパレルメーカーさんや、ブランド立ち上げのインフルエンサーさんからのOEM・ODMに対応可能です。

本社敷地内 2階に縫製工場を完備。直線縫いのミシンやカットソー用のミシン、その他特殊ミシン含め大小100台近いミシンを設備。自動裁断機、アイロン設備も持ち合わせており社内での一貫生産が可能です。カットソーからジャケット、パンツまでオールアイテム対応しております。

企画から製造、発送までをすべて社内で一貫して行うオリジナルブランド【span】オンラインストア。自社製造の日本製アイテムを中心に、直接貿易で製造を行うインド綿などを販売。天然素材を中心に肌に寄り添い、長くご利用いただけるベーシックアイテムを販売しております。
2022.12.26

2025年12月13日
【玉縁ポケットだけ。】
SPANの工場の中身シリーズから
久しぶりに特殊ミシンのご紹介です。
【玉縁ミシン】
玉縁ポケットだけを縫うミシン。
オンリーワンに振り切った真っ直ぐなミシン。
そもそも、玉縁ポケットって?
という方のために。
スーツや少しカチッとしたジャケットやパンツ
制服などにもある、ポケットの入口に四角い布がついたポケットのこと。
上品できれいめなアイテムによく使われるポケット。
ポケットの中でも難易度が高い子なんです。
四角の角がきれいに出るようにって実は熟練の技が必要。
しかもポケットってだいたい左右つくわけで、難易度は倍ってわけ。
熟練した職人さんでも、左右均等に仕上げるってなかなかのモノ。
そこで登場するのがこの玉縁ミシン。
本当に玉縁ポケットを縫うことしかできません。
でもそこに振り切っているだけあって、精度はピカイチ。
通常は、
ポケットの印をつけて
印に合わせて四角用の布を合わせます。
ポケット一個につき四角の布が二枚。
それぞれ本体に縫い付けます。
それが左右分で縫う回数だけでも4回と、この時点ですでに気分が沈むレベル。
それでいて、左右の高さや角度がズレないように慎重になんて言ったら
神経擦り減りものです。
その擦り減りを解消できるこのミシンは
印付けは最初に、左右分を一回だけ。
あとは機械のガイドに合わせて四角用の布を置いて、スイッチを踏めば
片側分を一回で縫ってくれます。
もうそれだけで、作業時間はほぼ半分。
でも、今回大事なのは時間じゃないんです。
このミシンを使うことによって
左右均等に、四角の角もキレイに仕上げることが出来て
しかも、熟練の職人さんがやっても、プロ一年目の縫製師でも同じ品質・仕上がりに。
せっかくキレイで上品なアイテムを買っても
ポケットがキレイじゃなかったら、左右で揃っていなかったら嫌じゃないですか。
私たちがこうした特殊ミシンを多く扱う理由が、そこにあります。
品質の安定化。
ただでさえ高齢化で担い手不足の縫製業。
それでも品質は落としたくないって
それを叶えるための特殊ミシンたちです。
前にも言いましたが
人の手が良い場面は人の手で。
機械に頼るべきところは機械で。
そうやって大小100台以上ある特殊ミシンを扱いながらお洋服を作っています。

2025年12月06日
【ブーレットノイル】
今までチラ見せで何度か登場していた今秋冬のメインアイテムの
第三弾。
ものづくりは素材からっていうのが私達のスタンス。
秋冬の企画が始まったタイミングで、私の心を射抜いた素材。
ブーレットノイル
【コットン×シルク】
そもそもブーレットノイルって?
シルクの繭の落ち綿を使用した素材の事。
シルクだけどシルクらしからぬ素材。
シルクって聞くと
つやつやな光沢感と
ドレープ性
そうイメージされる方も多いと思います。
光沢ってとっても素敵なんですが
逆にそれが邪魔するシーンも。
落ち綿という短い繊維を使用することで光沢を抑えながらもシルクの持つ機能性はそのままに。
独特の凹凸感やネップ(生地に入り込む短い繊維)が独特な雰囲気に。
言うならばリネンに似た素朴でナチュラルな雰囲気。
そんな素材を使用し
私達縫製工場泣かせの
たっぷりギャザーにチェック柄をチョイス。
なんで泣くようなことをするかって
この素材には
チェック柄を使って
たっぷりギャザーのお洋服が
素材の持ち味を一番活かしたかわいいお洋服が出来るから。
出来上がって、試着の際に実感に変わりました。
かわいいって。
シルエットで魅せて
素材でも魅せるアイテム
ぜひチェックしてみてくださいね。

2025年11月29日
【細部に宿るもの】
ニットのアイテムに付ける品質タグの事。
はじめは脇の辺りに一本仮止めって形で縫い目を走らせておりましたが
そもそも手に取っていただいた方全員が、品質ネームを外すわけじゃないなって。
何なら外さない方のほうが多いのではないかって事実に直面したのが少し前。
従来の一本仮止めって、外さずに着用すると、その部分が
ほんの少しだけ吊れたように。
コレって美しくないなって。
細部まで。
見えないところにまでこだわるのが日本のものづくりの真髄かなと。
そこで色々試行錯誤を繰り返し、色々研究を重ね
両端の二点留めに変更と相成りました。
着たときにも脇に響かず美しいシルエット。
せっかく縫い目の無いニットアイテムが
品質タグのせいで少し歪んでしまったら
もったいないじゃないですか。
ただ一つだけ問題が。
それは
1本仮止めするよりも遥かに時間がかかるってこと。
時間がかかるってことは、どうしてもお洋服のお値段に関わってしまうこと。
正直、縫っている現場に居合わせて思ったのが
「めっちゃゆっくり!」
でした。
早く縫うと縫いすぎたり、縫い目が曲がってしまったり
そんなわけで、ゆっくりゆっくり縫い上げてます。
もちろん当初の仮止めの時の値段からは据え置きです。
乗り掛かった船、私たちのこだわりでお値段上げるわけにはいかん!
そんな信念です。
「細部に神が宿る」
なんて言いますが
私たちのニットのお洋服は
「細部には縫子さんの努力と、工場長の"知識"と"美"が」宿っています。
ぜひ手に取った際はチェックしてみてくださいね。
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多くの方に手に取っていただいているニットのアイテム。
おかげさまで品切れ状態が多発しており、お問い合せを多数いただき
嬉しい反面、もどかしい気持ちです。
ニットアイテムは一日に編める枚数が限られているため
毎日少量の再販となっております。
逆に言えば毎日再販してますので、こまめにチェックしてみてくださいね。
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こんばんは。
中の人です。
先日滋賀に小旅行に行ったのですが、元々の目的地は北部の高島近辺。
ちょっと旅行で気分が上がって、帰りは琵琶湖を一周するように帰ろうなんて思ってしまい
正直、琵琶湖の大きさを侮っており、帰りが途方もなく遅くなるって事態が。
週末には車でお出かけするのが好きな人なので、岐阜から車で行ける
面白い、綺麗な、スポットあればぜひDMで教えて下さい!

2025年11月22日
【縫い目のない一枚。】
SPAN2025年秋冬の大目玉がいよいよ公開です。
かねてより仕込みをしておりました
縫い目の無いニットアイテムのご紹介です。
まず、袖を通すと、脚を通すと
実感いただけます。
縫い目がないことの心地良さ。
普通の洋服に
当たり前のようにある縫い目。
当たり前すぎて何も気にしてこなかったって人が
大半かと思います。
かくいう私もそうでした。
ただ今回改めて縫い目のないニットに袖を通して驚きました。
縫い目が無いってだけで
ここまでの素敵な着心地が得られるって事に。
縫い目があることが悪いわけではありません。
それが普通ですから。
言葉で伝えるより、まず着ていただきたい一枚。
縫い目の無いニットアイテムのご紹介です。
ぜひこの機会にお試しください。
少しだけ補足。
全て日本の自社工場にて生産しております。
今回このシリーズのために機械を導入し始まった新たな試みです。
素材には上質なSuper120'sのメリノウールを使用しています。
今なら早割期間でお得にご購入いただけます。
ぜひ。